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2018-05-28

真っ暗闇で

サワディカー
高橋久美子です。

週末、会員さんと
バンコクツアーを開催しました。

今回の旅のテーマは「体験」です。

2日めのディナーは、
「ダイン・イン・ザ・ダーク」という、
「暗闇レストラン」に行ってきました。

盲目のスタッフさんにアテンドしていただき、
真っ暗闇の中で食事をするというレストランです。

荷物もスマホもロッカーに預けて、
メガネも外します。

暗闇では、メガネは無意味ですから。

手を洗って、エプロンをつけたら、
前の人の肩につかまって、
そろそろと真っ暗闇の中に入っていきます。

目を凝らしても、
全く何も見えません。

目が不自由な人の仕事を作るという、
社会的なコンセプトから生まれたこのレストランは、

一切照明がなく、視覚を遮断した中、
研ぎ澄まされた四感で食事をいただきます。

味覚や聴覚が、
普段よりもずっと敏感になり、

そのせいか、
いつもは聞き取れない英語も、
ハッキリと聞き取れるのです。

周りにいる人の姿は見えませんが、
会話や声で、

性別や年令、グループの関係性が
なんとなく予想できます。

何も見えない空間で、
盲目のスタッフは、
私たちの声で、正確に位置を把握し、

次々に、スムーズに
料理やドリンクをサーブしていきます。

もしも、
何も見えない世界に住むとしたら、

私たちは、
どんな判断基準を持つだろう?

「見た目」という基準がない世界。

その人の顔も、髪型も、体型も、
服装も、持ち物も、
何も見えない状況で、

初めての相手を、
どんな材料で判断するだろう?

目の前の人の言葉を、
どれだけの注意力で聞くだろう?

目の前の人に、
どうやって感情を表現するのだろう?

そんな事を考えたり、
音を頼りに部屋の中を想像しながら、
食事をしました。

また、
「目が不自由な人の仕事を作る」
というコンセプトですが、

ただ、仕事を作っただけではなく、

「目が不自由な人が健常者を補助する」

という状況を作ったということが、
本当に素晴らしいと思いました。

暗闇の中、
どんな思考や感情が去来するかは、
その人によって違うかもしれません。

社会貢献について、
ビジネスアイデアについて、

普段、感謝することを忘れている
当たり前の世界について、

いろんなことを考えさせてくれる、
暗闇レストラン。

機会があったら、ぜひ、
あなたも体験してみてくださいね。

それでは、
コップンカー

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