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2018-10-24

自由の国に生まれた私たち

サワディカー
高橋久美子です。

小学校のときの社会科で、
「日本国憲法」を習いました。

日本国憲法では、
基本的人権として「自由権」を保障しています。

日本は、国が自由を保障する、
いわば「自由の国」です。

自由の国・ニッポンで、
あなたは、自由を実感しているでしょうか?

先日、衝撃的な調査結果を見つけました。

世界60ヵ国で行われた価値観調査によると、
自由だと感じている人が一番多いのはメキシコ。

アメリカは11位、オーストラリア13位、
スウェーデン15位、タイが17位と続きます。

では、日本はいったい何位だと思いますか?

なんと、
60ヵ国中ワースト2位の59位です。

最下位は、
いまだカースト制が色濃く残るインドです。

基本的人権として、
憲法で自由が保障されている国でありながら、

インドに次ぐワースト2位。

他国に比べて、
不自由を感じている人が圧倒的に多いのは、
いったい、なぜなのでしょうか。

数年前、
インドに旅をしたときのことです。

デリー空港で、
一人のインド人女性と目が合いました。

その雰囲気から、
その女性が空港にいる理由が、

「決して楽しい旅行のためではない」
という事が、感じ取れました。

じっと私を見つめるその目が、

「自由になりたい」と、
訴えているような気がしました。

「そんなに自由な国に生まれながら、
もし、チャレンジしないというのなら、

お願いだから、私と変わってよ!」

なぜだか、わかりませんが、

彼女のその目が、
そう、訴えているように感じて、

胸が苦しくなりました。

それ以来、

何か新しいチャレンジを前に、
心に恐怖が浮かんだときには、

彼女のあの目を、思い出します。

世の中には、
私と同じ時代に生きながら、

どんなにチャレンジしたくても、
それが許されない環境にいる人もいる。

チャレンジできる自由の国に生まれた私は、
チャレンジしなくちゃ、ばちがあたる。

そう思って、
一歩を踏み出す勇気をもらいます。

それでは、
コップンカー

高橋久美子

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